713_シオリ
ただ無心 歩きぬ樵(ブナ)の 若葉かな 小林草山(梅林主宰)
発展著しい鶴川駅周辺から、鶴見川を渡ると、田圃・畑が広がる川崎市の飛地、岡上(おかがみ)になります。まず、鶯が美声で歓迎してくれます。運が良ければ、不如帰にも出会います。道探しで歩き回っていた30 年前と変わらぬ風景が展開します。川崎市の市街化調整地域に指定されているので、開発の波を被らず、自然環境が維持されています。 左側の尾根(仮称、学園尾根)は、玉川学園を経由して成瀬尾根へ通じています。玉川学園を創設する時、建設資金を得るため、別荘地として売り出されました。立地の悪い山頂付近から開発されています。又、この尾根は鶴見川の分水嶺になっていて、奈良川の源流が在りますが、今は学園の中に取り込まれていて、所在不明です。以前は、「奈良川の源流を守る会」が活発に活動して、環境保全に務めていた様ですが、今は活動を中止しています。無報酬のボランティアに支えられている市民活動は至る所で消滅の危機に在ります。「鶴見川の源流を守る会」etc.、MWA もご多分に漏れません。 MWA のコースは、全部、車道を避けて作っています。何回も下見し(足が作る)、作り上げています。途中、借りる WC は、「NPO になれば貸し易い」との助言で NPO 資格を取り、利用させてもらっています。次回も利用させていただくので、使用後の清掃が必要です。WC は安心して歩いていただく絶対条件です。 コロナをきっかけに「コースを短く、午前中に終わるコースを作れ」と要望がありました。車道を歩けば、面白くもありません。28 年間、車道を避けてコースを作り続けていると、。気持も身体も動きません。従来から、コースの途中で、午前中で帰れる様、作ってありますので、お帰りいただいて結構です。「自由歩行」や速く歩く事も、道案内の世話人減少とコースの特異性で出来ません。 参加していただく皆さんの日頃の「うつさない、うつらない」の暮らしぶりに期待しています。頑張れ!負けるな! 次会は多摩丘陵を歩きます。MWA の特色の一つ、若葉、青葉の丘陵を楽しみます。昔から東京と町田を隔て交通の障害となっていた多摩丘陵を楽しみます。今は貴重な緑の自然探索路になっています。 次会も元気な笑顔のあなたにお会いするのを楽しみにしております。笑顔で歩いて、コロナも諸々のウサも蹴散らしましょう。 村田淳郎
みどりの賛歌 若葉、青葉 萌える草木 みずみずしい おだやかな やさしさが 野山を 包み込み 命あるものを 同化し 生命賛歌を 奏でる 村田淳郎