712_シオリ
咲き満ちて 白きうねりの 花の路 大高英子(梅林同人)
突然のコロナ旋風で例会を中止して、早くも2年が経過しました。鶴見川の河口(大黒埠頭)にダイアモンドプリンセス号が入港したのが始まりでした。他人事の様に思い、まさか、こんな事になるとは思ってもいませんでした。まるで、宇宙人襲来の映画を見ている様で、現実味を感じませんでした。スペイン風邪の頃とは違い、病原体を確認出来るのに、当初は検査キットのキャパシティ(許容量、数量)不足で正確な感染者数を掴めていませんでした。今でも、検査は出来ていません。政府の対応のまずさより、国民のマスク、手洗い等の励行により、コロナは終息に向かっています。国産ワクチンは未だに出来ていません。国民の生命を守るのに予算を充てるのは、軍事費だけではなく科学の基礎研究も大切です。中国、ロシアはワクチンが出来るのに、何故、日本は作れないのでしょうか。次から次に、不平、不満が出て来ます。これも、コロナのせいです。日頃、仲間と会って、話して、憂さ晴らしが出来ないせいか? 何はともあれ、桜に酔いしれて生きている嬉しさに浸ってみましょう。久しぶりにお会いした皆さんとご一緒に晴れやかな気持ちで! 出発地のつくし野は、東急が電車を通し、周りに住宅を造るという構想で造られた街です。住民が環境を守るため、建築協定を作り、広さ、高さ、集合住宅禁止等の規制を作りました。結果、若者が住めない、活気のない、高齢者の街になりました。静かで落ち着いた「ウグイスが鳴いてる街」です。 街を縦貫している桜通り(道路の街路樹:染井吉野)は、大変な大木になり、神代曙に植え替えられました。恩田川の桜も見応えがありますが、あの奇麗な花々が悲鳴に聞こえてなりません。根も張れない、枝も伸ばせない、・・・・の植えっぱなし、人間の身勝手な罪です。桜は被害者です。今年から「ふるさと納税」で桜を植え替え様としています。勿論、私も、ゼルビアの応援と共に一口乗ります。ただ、人間の都合で植えるのではなく、桜と共存出来る場所、方法を選んで植えて欲しいと思います。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」の格言は、弘前公園では樹齢100年を超える染井吉野が今年も花を付けます。リンゴの剪定技術を応用して保存に努めています。不断の努力が大切です。 平成6年4月3日「お花見ウォーク」が第一回目の例会でした。桜はまだ咲いていませんでした。退職後、何を生きがいにするかを考え始めました。各地のあるけを歩いて学びました。人間は「足から衰える」は恐怖でした。当時から、コースは排気ガスを吸い、騒音の中を歩くのが一般的でした。今もそうです。だから、「車道を避けて、自然・歴史を訪ねて、楽しんで歩こう」をモットーにしてコースを作りました。本当は自由歩行出来ればいいのですが、横道、裏道、山道、坂道の連続で、コースをたどるのは難しいです。トイレ探しにも苦労します。 歩くだけで、健康寿命(自立して生活、男72歳、女75歳)、平均寿命(男82歳、女85歳)を超え、人生百年時代の先駆けを務められると思っています。大勢の皆さんに歩き続けていただければ、人生が、社会が、日本が変わります。生きているスバラシサを体感出来ます。明日は今日の疲れを取るために軽めに歩きます。明後日は花見に歩きましょう。次回も笑顔のあなたにお会い出来るのを楽しみにしております。 村田淳郎
桜・桜・桜 苦しみ、悲しみ、・・・ モロモロの災難 桜花の下では どうでも良くなり 消える 日本人の精神構造に 刻み込まれている だから日本人は 立ち直り 立ち上がって 生きていける 桜は母も父も 好きだった 当然、私も好きだ 村田淳郎