溜めしもの 捨つる勇気や 十二月 東原寿津代(梅林同人)
境川は上流部(町田市・相模原市)では、相模(神奈川県)と武蔵(東京都)を分ける境界の川になっています。地形的には神奈川県に属します。町田市を流れ下ると、あとは大和市、横浜市、藤沢市を流れ、江ノ島で相模湾に注いでいます。川沿いには道が作られ、人々や物資、情報が行き交いました。稲作も川に沿って伝播(さば神社はその痕跡)されました。今も大和市、藤沢市では生活汚水の流通経路として利用されています。その反面、昔から洪水の多発する暴れ川として恐れられていました。洪水対策として10年以上の歳月を掛け、広大な調整地公園が作られています。上流部に暮らす私たちにとっては全然知らない事ですが、歩き回っているお陰で気付きました。平穏に暮らして行けるのは、いろんな人々の助けがあるからです。 水道みちは相模川の水を水道水として利用するため、横浜市野毛山浄水場迄の約44㎞に、敷設された導水管が埋設されています。横浜市民の生活を支えている大切なみちです。今から100年以上前に2年の月日を掛けて、短期間にH.S.パーマによって造られました。パーマは「日本水道の父」として称えられています。ちなみに町田市民は江戸川の水を飲んでいます。昭和29年、町田町に相模川の水を使いませんかと打診があった様ですが、当時は地下水で十分、間に合っていたので断った様です。誰も町田が40万都市になるとは予想もしていませんでした。美味しい相模川の水が町田を通って横浜に供給されているのに、残念でなりません。 南町田グランべリーパークは、東急がデベロッパーとなって造り上げた新しい街です。東急はこのシステムを東南アジアに輸出しています。開店初日は5万人の人々で溢れ返り、平日でも1万人が押し掛ける大賑わいです。若者、家族連れで、あちこちに行列が出来ています。圧倒され、未だ買物はしていません。 次会12月14日(土)「湯ったりと(ロテンガーデン)入浴」は、片所(かたそ)谷戸(星桜自生地)を通り、尾根緑道を歩いて、ロテンガーデンに行く予定だったのですが、片所谷戸周辺が住宅建設のため立ち入り出来なくなっています。コースを変更して直接尾根緑道に向かいます。ロテンガーデンは気持ちのいい天然温泉です。入浴料金は格安になっています。冷えた体を温め、疲れを取るのは、温泉は素晴らしい効果があります。絶対、病みつきになります。好評なら又、計画します。 本日は、年末のあわただしい時期、お出でいただいて有難うございました。今年もあと例会は2回になりました。次会も笑顔のあなたにお会い出来るのを楽しみにしております。お気を付けてお帰り下さい。 村田淳郎
※デベロッパー(developer)…開発者。開発会社。宅地・住宅開発業者。
情熱 寒い、冷たい 寒風の中 黙々と 落葉を 踏み締めながら 歩く、歩く 命の炎を 燃やしながら たぎる情熱は 時空を超え あなたへ 未来へ 燃え盛り 永遠の炎になる 村田淳郎