木も人も ひと世の輪廻 松の芯 田中君子(梅林同人)
※輪廻(りんね)…生物が死んで、別なものに生まれ変わる過程を永久にくり返すこと。
雨模様のうっとうしい日が続いています。例会当日(11/27)が雨でなければいいのにと心配しています。こればっかりは神頼み、天任せです。 これから歩く尾根道は横浜から高尾山の裾野迄続く多摩丘陵の一画です。戦時中は、戦車のテストコースとして、円を描く形で、八王子、多摩、稲城、生田、新百合ヶ丘、鶴川を結んだ広大な計画がありました。MWA(町田ウォーキング協会)にとって、自然豊かな多摩丘陵は格好のウォーキングコースでした。残念ながら、開発の波に洗われ、次から次へと住宅地、道路等に姿を変えています。特にエアーポケット的存在だった稲城は見るも無残に変貌しました。これも首都圏の衛星都市の宿命でしょうか。 昔はこの辺りには樵が住んでいました。対岸の明大生田校舎は陸軍中野学校の跡に建っています。かつては風船爆弾やニセ紙幣を作っていました。木々に覆われ、目立たない場所だったのです。枡形山には首都防衛の高射砲陣地が在りました。戦後70年続く平和の時代は本当に有難いものです。二度と戦争は嫌です。国のため、天皇のため、‥‥もう沢山です。でも人間は愚かなものです。歴史は繰り返す。絶対、嫌です。 WCは生田東高校と韋駄天社で借りてあります。大勢で押しかけ、WCを借りるのは、はなはだ迷惑です。NPOは相手に信頼してもらうために資格を取得しました。勿論、清掃は当たり前です。だから次会も貸してもらえます。そんな積み重ねで例会700回を迎え様としています。 次会は12月8日(日)「境川と水道みち」です。境川は二級河川で、たびたび下流の藤沢で氾濫しています。そのため、神奈川県では10年以上の歳月をかけて広大な調整地を造っています。源流は東京都では大地沢、神川県では穴川だと主張しています。洪水対策は、今迄、被害を被る神奈川県に押し付けて来ましたが、源流が在る町田市(東京都)も応分に負担しなければ不公平です、というわけで、町田市側に東京都は大きな調整地工事中です。WCが不便になりましたが‥‥あしからず。 最後に立ち寄るグランベリーパークは大変な人出で、若者の天国です。勇気と元気のある方は若者に伍して頑張ってください。 本日は、お出でいただいて有難うございました。コースは登ったり、下ったりと起伏に富んでいるので、距離の割には疲れます。疲れを取るためには明日も歩きましょう。残念ながら、年々、喪中の葉書が多くなります。私には歩き続けるしか道はありません。是非、ご一緒に歩きましょう。次会も笑顔のあなたにお会い出来るのを楽しみにしております。 村田淳郎
何となく ぼーとして 何となく 生きている 特にやりたい 事もない テレビを見ながら 怒ったり どなったり しながら 時たま酒を飲み だらしなく眠る 明日は 何となく来る 有難さ 村田淳郎