風灼くる
動きしものに
ある黙(しじま)
藤田康子(梅林同人)
半月ぶりに下見で歩きました。汗びっしょりになりながら歩きました。体は疲れ、足も痛くなりましたが、骨の髄(ずい)から汗が出た様な感じで気分は爽快です。一晩ぐっすり眠ったので疲れは取れました。これも健康(元気)だから味わえるスポーツの醍醐味です。
私も人並みに病気(高血圧、高脂血症、糖尿病、前立腺肥大、黄斑変性症、動脈瘤‥‥)を持っています。現在、治療中です。私の病気対策は、歩いて体の細胞を活性化し、病の進行を抑え、回復さす事です。現状では、今の所、うまくいっています。私にとっては歩く事が総(すべ)てです。
相模原の歴史は、水のない広大な平野(荒地)を人が暮せる場所にするために、自然との壮絶な長い年月をかけた戦いがあります。全長28㎞になる緑道は食料増産のために造られた疎水を暗渠にしたものです。完成までに長い年月がかかり、当初の目的であった食糧不足が解消したため、疎水として一度も使用されませんでした。
木もれびの森は、地下水脈を浅くするため木の根の保水力を利用しようと植木された森です。30m以上掘らなければ井戸水は確保出来ませんでした。そんな中で人々が考え出した英知が木もれびの森です。その発想の雄大さ、豊かさには頭が下がります。海の魚や海藻を育てるために森を作る考えと一緒です。先を見据えた発想は本当にすごいと思います。目先の損得にとらわれない考えは、時に私たちの生活でも必要な事です。ひぐらしが鳴き、やぶみょうがが白い小さな花を咲かせた木もれびの森は、静かに息づいています。
昔、相模原は軍都と呼ばれ、軍関係施設(工場、病院、士官学校等)が在り、それらが敗戦により米軍に接収されました。時の経過とともに逐次、返還されました。広大な土地は公共施設や公園として利用されています。JAXA(宇宙航空研究開発機構)もそんな施設の一つです。見学を予定しています。何せ相模原は広大な平野です。平坦なので歩き出があります。歩いても、歩いても家並みが続き、広いなと実感します。町田とは全然違います。
次会9月18日(水)「球児のあこがれ 練習場巡り」です。町田周辺には、高校野球で全国制覇した学校が4校も在ります。そのうちの3校の練習風景を見学します。早実、三高は全国から球児を集め、プロの選手を輩出している強豪高です。練習風景を見るだけで強さを納得出来ます。高校野球ファンには堪らないウォークです。ご一緒に将来の大打者、ピッチャーを見付けませんか。
本日は、季節の変わり目か、天候不順の中、お出でいただいて有難うございます。久し振りの長距離は疲れます。多分、風呂に入り一晩寝れば疲れは取れます。頑張りましょう。次会も笑顔のあなたにお会いするのを楽しみにしております。お気を付けてお帰り下さい。
村田淳郎
めっそうもない
俳句を嗜み
酒を愛し
恋に燃え
百まで生きるが
口癖で
「めっそうもない、
恐れ入りました」と
涙する間もなく
逝った
身勝手な粋人
村田淳郎
佐藤淳さんを悼む
(二〇一九年八月二十四日逝去 享年八十七歳)
辞世句
底冷えの
御堂に光る
仏の眼
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