炎立つ
ごと凌霄の
花の咲く
山崎礼子(梅林会員)
猛暑、記録的な暑さも、もうじき終わりが来るのではないかと期待しながら、エアコンの前から動けません。地球温暖化、異常気象は日本だけの問題ではありません。世界の二大消費国アメリカと中国は、この事態に対処しようとしていません。自国の利益の追求を第一義として‥‥。嘆いても、ぼやいても仕方がありません。唯、温暖化に対応して自然体で生きるしかありません。
大汗をかいて、第三のビールを飲む事を楽しみにして歩いています。何はともあれ、ブルーベリーはこの暑さで熟成が進み、甘みが増しています。今年最後で最良のブルーベリー摘みです。心置きなく、つまんで摘んでください。
三宿富士塚は丹沢山塊越しに富士山が拝めます。町田市の中では小野路から多摩丘陵を縦断して日野へ通じている布田道沿いに富士塚があったと言われている場所が在ります。三宿富士塚は形状的には盛土をして築いています。今は、住宅の中に埋もれ目立たなくなっていますが、江戸時代に近辺で造られた富士塚の中では一番堂々として立派です。農民が土を持ち寄り、長い時間を掛けて造り上げたに違いありません。何となく人々の深い思いが込められた様な佇まいがあります。
次会9月8日(日)「木もれびの森散策」です。国道16号線沿いに広がる森を出来るだけ広範囲に歩きます。相模原は平坦な平野です。距離の割には疲れません。こんな広い場所が200年程前までは水不足で荒地だった歴史があります。市役所の在る清新(町名)は、原清兵衛が開墾した所で、清兵衛新田を略した呼び名です。神話の時代に遡れば、日本尊が東征の折、賊に火を放たれ、土に穴を掘って難を逃れたのが相模原だったとも言われています。そんな相模原の一端を歩きます。町田とは全然違った顔を持っている相模原の魅力に触れます。
本日は、まだまだ残暑厳しい中、お出でいただいて有難うございました。こんな暑さの中、大汗をかいて歩けるのは一握りの恵まれた人だけです。その気力、元気さは素晴らしい限りです。多少の事にはへこたれない生命力は生きる力です。きっと元気でこの暑さを乗り越えられます。お疲れ様でした。気を付けてお帰り下さい。次会も笑顔のあなたにお会い出来るのを楽しみにしております。
村田淳郎
猛暑
蝉が木から
落ちた
熱風が肌を
炒る
灼熱は大地を
焼く
令和元年
日本列島炎上す
村田淳郎
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