小気味良く
刻みし夕餉
春キャベツ
生川美好(梅林同人)
梅雨の晴れ間は気温が30度近くなり、下見も大汗をかき、青息吐息で頑張っています。でも、こんな時、歩けるのは幸せだと思っています。何よりも、健康(元気)だからです。総ては健康が基本です。
今、梅雨に映えるアジサイがあちこちで目を引きます。岡上では、ウグイスとホトトギスを耳にします。多分、ホトトギス(テッペンカケタカ)は渡り鳥で、岡上周辺で子育てをしています。ウグイスの巣に托卵しているに違いありません。子育てが終わると東南アジアに飛んでいく夏鳥です。MWAが岡上を歩き回るずうっと以前から、ホトトギスは岡上に飛来して来ていたはずです。それも、良好な自然環境が維持されているからです。
梨子ノ木緑地に鎌倉古道が通じているのに今回、気付きました。今迄、歩いた道が草に覆われていたので、別の道を見付けようと歩いていて、偶然、見つけました。歩き易い山道です。何時もの様に雑草を刈り、倒木3本を切断し、片付けました。道普請しながらコースを作ったり、歩き易くするのは、道作りの醍醐味です。汗をかいた者しか味わえない喜びと満足感があります。
奈良地域ケアプラザはウォーキングを奨励する横浜市のウォーキングポイントになっています。此処でトイレを借用します。施設を利用している方は、私達と同世代です。元気である事の有難さを再認識します。歩きましょう!
ケアプラザから玉川学園にかけての、この辺り一帯は、かつて奈良川の源流を守る会が盛んに活動をしていました。今は残念ながら、その痕跡は見当たりません。後継者がいません。特にボランティア団体は何処も後継者不足、不在で困っています。うちも御多分に漏れません。常に世話人募集しています。奈良川(鶴見川支流)の源流は、ェンスに囲まれた玉川学園構内に取り込まれ、所在不明です。せめて源流ぐらい一般市民に開放(見学)して欲しいものです。玉川学園の尾根筋には赤瀬川源平(ニラの家)、田川水泡(のらくろ)の住居がありました。
次会6月30日(日)「ほー ほー 蛍こい」で子供に帰り、蛍狩りを楽しみます。源氏蛍は暗闇に浮かび、消える幻(まぼろし)か幽玄の世界に誘(いざな)います。たまには現実離れした夜遊びを楽しみませんか。蛙の鳴き声は子供の頃へ、昔の記憶を呼び起こします。是非、お出で下さい。
本日は、梅雨の最中、お出でいただいて有難うございました。岡上は川崎市の飛地として、珍しく、貴重な場所です。鎌倉古道もひっそりと息づいています。こんな浮世離れした場所が在る事自体が現代の奇跡です。距離の割には疲れました。疲れを早く取るためにも、明日も歩いてください。次会もお会いする事を楽しみにしております。お気を付けてお帰り下さい。
村田淳郎
※青息吐息(あおいきといき)…ひじょうにこまった時に出す元気のないため息。 ※托卵(たくらん)…鳥がちがう種類の鳥の巣にたまごをを預け、育ててもらうこと。 ※道普請(みちぶしん)…道をつくったり、なおしたりすること。 ※醍醐味(だいごみ)…ひじょうにうまい味。おもしろみ。
老後
健康、金銭、死…
経験した事の無い未来に
不安は募る
いくら考えても
未来や寿命はわからない
でも、死は確実に来る
わからない事に
いくら悩んでも
解決策は見つからない
だから
今わかる事、出来る事を
真剣にやり続けるしかない
だから、歩いて、歩いて
不安と戦っている
村田淳郎
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