雫帯び
　　　きらり光りぬ
　　　　　　　額の花
　佐藤　淳(梅林同人)

　梅雨に入り、鬱陶しい雨模様の日が続いています。あちこちであじさいが咲いています。薬師池公園では花菖蒲が見頃を迎えています。

　今日のコースは、JR横浜線成瀬駅から小田急線柿生駅に向かい、途中、「寺家ふるさと村」「三輪の森」や「恩廻公園」「麻生不動院」に寄りながら歩きます。非常に変化に富んだコースです。恩田川を渡り、多摩丘陵を越えて、鶴見川も渡る縦断道で、起伏に富んでいます。川を渡り、丘陵を越えるたびに、日頃、目にしない光景が展開します。地理や民俗学に興味の無い方でも十分引き付けられます。多少の脚力が必要となります。御自分の体力と相談して途中でお帰りになっても結構です。

　恩田川、奈良川、麻生川、鶴見川の流域も、いろいろと洪水対策が取られた結果、川沿いにも住宅が建てられています。昔の村落や寺は川より一段高い場所に造られています。竹林に囲まれた旧恩田村を通り、源流の森(恩田川)を越えて青葉区桂台に出ます。横浜市は成瀬尾根(横浜側)も源流の森と表示しています。

　三菱の森を下り、青葉消防署鴨志田消防出張所でトイレを借ります。消防士の皆さんが親切に対応してくれます。感謝！感謝です。階段を3つ登ると鴨志田公園で昼食です。雨が降っていれば、ふるさと村管理事務所(四季の家)で昼食を取ります。ゴール9㎞は鴨志田団地バス停です。

　ここから下三輪横穴墓群を通り鶴見川に出る山道は、下見を繰り返し、倒木や枯竹を片付けて、苦心して作り上げた道です。楽しい山道です。こんな穏やかな優しい道は希少価値です。私の好きな道の一つです。でも、当日(6/12)が雨ならば、状況によっては中止するかもわかりません。スリップすると危険です。私達がどんなに努力して道を作っても天候には勝てません。これも屋外活動の宿命です。今は天に祈るしかありません。

　次回6月22日(土)「岡上と学園尾根」です。岡上(おかがみ)は町田市と横浜市に囲まれた川崎市の飛地になっています。農作物の出荷場所が柿生(川崎市)だったので川崎市の飛地になった経緯があります。市街化調整区域に指定されていて、開発の波をかぶらず、自然が保存されています。ゆったりとした時の流れを感じる素敵な場所です。のんびり歩いて英気を養いませんか。

　本日は、鬱陶しい梅雨にも負けずお出でいただいて有難うございます。ウォーキングは、毎日、歩き続けて効果が実感出来るスポーツです。常に怠惰、怠慢と戦い続けなければなりません。でも、あなただったら出来ます。頑張りましょう。次会も是非、お出でください。あなたとお会いするのを楽しみにお待ちしています。
　　　　　　　　　村田淳郎
※経緯(けいい)…いきさつ。事情。　　※怠惰、怠慢(たいだ、たいまん)…なまけて、おごり。

　　　梅雨

　　何となく
　　うっとうしく
　　気分が沈む
　　体のあちこちが
　　痛む
　　何もかも
　　思い通りに
　　ならない
　　みんな、みんな
　　梅雨のせい
　　梅雨さえ無ければ
　　己の至らなさを
　　忘れ
　　何でもかんでも
　　梅雨のせいにする
　　身勝手さ
　　駄目人間

　　　　　村田淳郎

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