新たなる
年初春の
光かな
小林草山(梅林主宰)
明けましておめでとうございます。
先ずは、新しい年を元気に迎えられる事に感謝してお参りいたします。お陰様で会を立ち上げてから26年、例会702回を積み重ねて、16万人の方々と歩いて来ました。車道を避けて、自然に親しみながら、歴史・文化を訪ね、楽しんで歩くをモットーにして歩いています。今年も体力の続く限り、皆さんと歩きます。歩き続けるコツは、いろんな事に興味を持ち、トライしながら、毎日々、コツコツと歩き続ける事に尽きます。いつしか、平均寿命を越えて生きています。
町田天満宮は町田の氏神様で、今日の町田の繁栄をもたらしているのは天満宮のお陰です。毎年三箇日は大変な参拝客で賑わいます。迷子に注意‥‥。
勝楽寺で名誉都民、名誉市民、日展審査員、芸術院会員で彫刻造形美術作家三橋國民さんの鎮魂祈念館で作品を拝見します。以前、訪れた座間市宗仲寺で本堂天井に描いた龍を拝みました。滅多に無い機会ですのでコースに採り入れました。
菅原神社は鎌倉街道と鶴川街道が交差する場所に在り、井出の沢と呼ばれていました。井出の沢は美味な湧水で有名でした。その様子は謡曲に謡われています。今は境内の枯れた池にその名残が見られます。又、ここから境川一帯、町谷原は井出の沢古戦場で、建武2年(1335年)に足利直義と北条時行が合戦を行いました。その凄まじさは、「風土記稿」によると、境川を越えた相模原市大日堂に和讃(わさん)として伝えられています。菅原神社で毎年、お祓いを受けます。
南大谷の天神社は、かつて虚無僧寺普化宗南松寺が在った場所に祀られています。虚無僧寺は明治4年(1871年)に、不穏分子(浪人、無宿人等)の受け皿になっていたので、明治政府は廃宗廃寺令を発布して歴史上から抹殺しました。その痕跡はほとんど残っていませんが、尺八の一流派として現存しています。南大谷天神社では甘酒の接待があります。冷えた体には、温かいご利益が染み込みます。有難や! かたじけなや!
次会は1月11日(土)「笑門大吉八福神参り」です。横浜市瀬谷区の八福神にお参りします。瀬谷は江戸時代、将軍のお狩場(鷹狩り)でした。徳川家康の大好物は、一富士、二鷹、三茄子でした。勿論、天候に恵まれれば富士山も拝めます。昔から、町田とは境川と絹の道、鎌倉街道でも繋がっています。境川の上流部では見られなくなった川沿いの森も残っています。御朱印帳を差し上げます。福を一杯いただけます。お出でをお待ちしています。
今日、いただいた有難い福を、ご家族、友人、周りの方々に差し上げてください。きっと今年はいい年になります。次会も笑顔のあなたにお会い出来る事を楽しみにしております。お気を付けてお帰り下さい。
村田淳郎
正 月
泣 い て
笑 っ て
歳 が 明 け
め で た い
正 月 が
や って 来 た
犬 、 猪 、
カ ラ ス も
歳 を と る
め で た い
明 日 へ
一 歩 ず つ
村 田 淳 郎
703